2026年度の新入社員に、社内研修について振り返ってもらいました。
本年度も研修課題として、Raspberry PiとNode-REDを用いたシステム開発に取り組んでもらいました。
本コラムでは、新入社員3名の研修内容を紹介します。
頑張りすぎ検知システム ~Y.S~
こんにちは、Y.Sです。
昨今、ストレス社会といわれる世の中で社会生活にストレスを感じている人の割合は80%を超えています。情報通信業界としてもメンタルヘルスの管理は重要視するべき観点だと感じ、「心の疲労」にいち早く気づくための仕組みを考えました。
開発内容紹介
今回、体温や心拍等の生体反応からストレス値を算出し可視化するシステムを構築しました。これは、自分では把握しにくい心の状態を検知できる重要なシステムであり、結果として健康の維持に貢献すると考えています。
主な機能は以下の通りです。
新規登録画面・ログイン画面

測定画面

グラフ表示・Slackメッセージ

振り返ってみて
当初は分からないことに溢れ、「本当に自分に出来るのか?」と焦燥感や不安に包まれていました。
しかし、諦めずに開発を進めていく中で、うまく動かなかったセンサーが動き、新しい言語を少しずつ理解出来るようになるなど、「雨だれ石を穿つ」という言葉の通り、挑戦を続けることで自身の成長を感じていきました。
そしてなによりも、親身になってサポートしてくれた先輩方や同期の存在があったおかげで、最終的に完成させることが出来たことがこの上なく嬉しかったです。今回、社内研修を通して多くの学びを得ることが出来ました。今後は学んだことにより磨きをかけ、貢献出来るようにさらなる成長を目指して精進してまいります。
顔認証防犯システム ~T.Y~
こんにちは、T.Yです。
突然ですが、皆さんは普段から防犯対策をどのようにしているでしょうか。特に空き巣に入られないような工夫は行っているでしょうか。現代でも窃盗の被害が年間で4万件以上発生しています。この問題に対して、セキュリティ向上のため「顔認証防犯システム」を作成しました。
開発内容紹介
顔認証システム
カメラで顔を検知して認証を行い、事前に登録された人物か、未登録の人物(不審者)かを判定します。
■ 具体的な処理の流れ
- カメラを起動
- カメラが顔を検知
- 登録済の顔と比較判定(類似度を検出)
- 登録済みであればカメラ映像に緑の枠線で「名前」と「OK」と表示
- 未登録であればカメラ映像に赤の枠線で「unknown」と「NG」と表示

不審者の検知による通知システム
この機能では、顔の未登録者を検知したときに、メッセージとカメラ映像を確認できるURLを送付します。
■ 具体的な処理の流れ
- 不審者(顔の未登録者)を検知
- 検出した時点で即座にSlackへ通知
「警告を感知しました。」というメッセージとカメラ映像のURLを送信 - URLをクリックするとカメラ映像確認画面へ遷移
- カメラ映像の確認

振り返り
今回の開発では、様々なアクシデントに見舞われてしまって計画通りにいかないことが多かったです。そんな中、先輩方や同期に何度も相談に乗っていただき、システムを作り上げることができました。1人の力では決して完成させられないと限界を感じた一方で、自分にもっとできることがあったのだと感じました。
また、自分1人で開発を行う難しさを経験しただけではなく、同時に、システムを作る楽しさや達成感を得ることができました。今後、研修期間で学んだことを業務に活かしていきたいです。
観葉植物管理アシスタント ~Y.H~
こんにちは、Y.Hです。
突然ですが皆様、こんな経験はありませんか?
それはいろいろな環境要因が複雑に絡み合っているからだと私は考えています。そこで土壌水分、温湿度、照度という環境要因に着目して、ユーザーの観葉植物管理を支援するシステムを開発いたしました。
開発内容紹介
本システムでは、水やり通知と環境評価通知という2種類の通知をSlackへ送信します。
使用機材は以下の通りです。
水やり通知
水やり通知の流れは以下の通りです。
- 土壌水分センサーから水分量を取得
- 水分量が閾値を下回ったとき、直近の天気予報を取得
- 天気予報を参考にしたアドバイスとともに、Slackへ水やり通知を送信

環境評価通知
環境評価通知の流れは以下の通りです。
環境評価通知には「1時間ごと」「1日ごと」「1週間ごと」の3種類がありますが、ここでは「1日ごと」を例に説明します。
- 1時間ごとに温湿度センサー・照度センサーから値を取得し、植物の状態を撮影
- 取得した値をDBに保存
- 環境評価通知のタイミングで、DBから1日分の値を取得
- 取得した値を評価値に変換し、「良」「可」「不可」の3段階で評価
- 1日分の撮影画像を用いてタイムラプスを作成
- 評価結果とタイムラプスをSlackへ送信

振り返り
今回の開発では、環境評価の基準探しと照度センサーを動かすことにとても苦労しました。1人で長考しすぎてしまい、一時期WBS通りに進まないときもありましたが、先輩方の手厚いサポートや助言があったため、研修を最後までやり遂げることができました。
この反省を生かして今後の業務では、1人で抱え込まず、こまめなアウトプットをしていきたいです。





