2019年10月15日(火)~18日(金)に幕張メッセで『CEATEC 2019』
2019年11月20日(水)~22日(金)にパシフィコ横浜で『ET & IoT Technology 2019』
が開催されました。
弊社はこれら2つの展示会にて、東京都立産業技術研究センター様のブースより『クラウド・IoT活用による「製造設備の診断サービスシステム」の開発』を展示いたしました。
このサービスは「中小企業のIoT支援化事業 公募型共同研究」にて採択され、平成29年度 IoT共同開発研究として開発したものです。2018年1月から9月までの約9ヶ月間の期間で開発研究を行い、サービスリリースいたしました。さらに『ET & IoT Technology 2019』では、ブース内にて当システムのプレゼンテーションを行う機会も頂きました。
ブースにお越しいただいた方や、プレゼンをお聞きになった方、またこのような機会をいただいた東京都立産業技術研究センター様に心より御礼申し上げます。
展示内容(開発研究)の概要
今回展示した「製造設備の診断サービスシステム」は、生産設備の稼働・運転状況と生産設備点検記録、メンテナンス情報やアラーム情報を伝達&可視化し、設備の運用診断に活用するサービスです。
このサービスでは、製造現場での改善活動のうち「設備メンテナンス」の観点に目を付けました。生産設備の稼働・運転状況や設備点検記録、アラーム情報などを伝達&可視化し、設備の運用診断に活用します。
技術的には、
などを利用して、設備の見える化を実現します。
開発研究を実施するきっかけ
IoTという言葉は今や世の中に浸透し、大企業から一般家庭まで入り込んでいますが、中小の製造業ではまだ上手く活用できていないのが現状です。
IoTの導入には、様々な課題が挙げられます。導入・環境構築に掛かるコストや、導入効果を得られるかという費用対効果の問題、また技術面・人材面の課題などです。その反面、導入効果として求められるものは企業毎に異なります。それを見出すための1つの手段は、一度クラウド活用のIoTを試してみることです。
まずは、今まで見えてなかった課題を情報の可視化によって見出してみる。そして、業務改善・生産性向上へ役立つものがあるか探してみる。この逆説的なテーマを実現するためには、”簡単に手軽に導入できる”というコンセプトが必要となります。それを実現するために、今回の製品化に取り組みました。
展示会に出展して
実際の展示会で足をお運びいただいた方々からも
「何からやればいいかわからない。」
「他社からはビックリするような見積をもらった。これでは進められない。」
「コストかけられないし、できる人材がいない。」
「まずは自社で検討してみたい。」
などの声が寄せられました。
まずはやってみよう、取り組んでみようと思えるように、とにかくハードルを下げられるようなサービス展開が必要だと、改めて感じました。
おわりに
弊社では、今回展示したサービスの他にも、お客様がご自身でIoTを体感・実現できる『IoTスターターキット』のご提案や、それらのセットを利用して実際にIoTに触れてみるハンズオンセミナーを適宜開催しております。まずは、セミナー参加から始めてみるのはいかがでしょうか?