2018.11.01~06の6日間、東京ビッグサイトでJIMTOF2018が開催されました。
JIMTOFは、日本の製造業を支えている工作機械、測定器、試験装置や制御装置およびCADなどのソフトウェアの展示会です。
ケー・ティー・システムは、ORiN協議会のメンバーとして、ORiN協議会ブースに出展させて頂きました。
JIMTOFとは
JIMTOFは隔年で開催されています。
(私個人としては2010年から数え、今回で5回目の参加になりました)
JIMTOFは文字通り工作機械およびその関連機器を中心とした展示会ですが、
機械単体だけではなく、機械を制御するシステムやプラットフォームが年々注目を集める様になってきています。
近年の傾向 -プラットフォーム戦国時代-
ドイツの「Industrie4.0」、アメリカの「Industrial Internet」だけではなく、
日本の経済産業省は提唱している「Connected Industries」が示す通り、機械/デバイス/センサーおよび人間が相互に接続し通信を行う相互運用性が必然となっていると考えられます。
近年、これらを実現する為に、日本だけではなく世界各国において、様々なコンソーシアムが設立され、各社がプラットフォームを構築しています。
しかし、今回の展示会で来場者の方に頂いた質問の多くは、
「どのプラットフォームが今後主流になるのか」
「あっちのブースでも同じ様な仕組みを聞いたが何が違うのか」
と言ったものでした。
各国/各社が【つながる世界】という同じ目標を目指していながら、様々なプラットフォームが乱立しているのが現状だからです。
ORiNの【つながる世界】が最適解
私見ですが、ORiNは【つながる世界】を実現するプラットフォームの最適解であると考えています。
それは、工作機械向けの通信プロトコルであるMTConnect対応だけではなく、OPC UA、Edgecross、COLMINAと言った他規格や他のプラットフォームを競合と考えず、更なるつながる世界の1つと考え連携を実現しているからです。
展示内容
今回のJIMTOFでは【つながる世界】の一例として、以下を出展致しました。
ia-cloud
安心安全にクラウドへのデータ送信を実現するIoTプラットフォームia-cloudを紹介しました。
ia-cloudでは、ORiNでリアルタイムに収集した設備の稼働状況をAmazon Web Servicesへ送信し、QuickSightでの見える化/データ分析を実現しています。
BHT-1800 + 見える化
ORiN+ハンディーターミナルBHT-1800(Android OS)の活用事例を紹介しました。
デンソーウェーブ社製のIoT Data Serverの機能であるDataViewを用いる事で、ハンディーターミナルでも簡単に見える化を実現できます。
更には、リーダー機能を利用し、簡単に他デバイスとの連携(他デバイスへの入力)を行う事ができます。
FIELD system
ファナック社製のプラットフォームであるFIELD systemとORiNの連携を紹介しました。
FIELD systemアプリケーションからORiNを経由し、ORiNのつながる世界を活用する事ができます。
今回の展示では、残念ながら認証取得が間に合わずに参考出展となってしまいましたが、近い将来認証取得できると思っています。
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私たちケー・ティー・システムは、お客様がお持ちである課題解決をお客様と一緒になって実現して参ります!