2024年度の新入社員たちに社内研修について振り返ってもらいました。
本年度の研修課題も、Raspberry PiとNode-REDを使った「世の中に必要なもの」です。
本コラムでは、新入社員のY.Nの研修内容を紹介します。
食品ロス削減システム ~Y.N~
こんにちは。Y.Nです。
突然ですが、みなさんは賞味・消費期限が過ぎてしまい食材を捨ててしまった経験はありますか?
また高温、多湿の室内で食材をダメにしてしまったことはありますか?
私は一人暮らしを始めてからこのような経験を何度かしており、その度に食材がもったいないと思っていました。
そこで、食品の賞味・消費期限切れによる食品の廃棄、温度や湿度による食材の腐敗を防止するシステムを考えました。
開発・提案内容
今回は商品表示ラベルの読み取りと通知、温湿度の測定と通知を行うシステムを開発しました。
各機能の使い方やシステムの挙動としては以下の通りです。
商品表示ラベルの読み取りと通知
- スマートフォンもしくはパソコンから食品表示ラベルの画像をアップロード
- 画像内の文字を抽出する
- 抽出した文字をSlackに送信する
- 1時間ごとに温度と湿度を測定し、Slackに計測結果を通知
温度か湿度のどちらか、または両方が基準値を超えている場合警告文を追加 - 19時になるとその日の平均温湿度をSlackで通知
可視化した賞味・消費期限をSlackへ通知することで、自身で覚えておく必要がなくなります。
温湿度の測定と通知
温湿度は定期的にSlackへ通知することで食材が腐ってしまう危険を事前に回避できます。
上から順に、通常の温湿度の通知(基準値内)、基準値を超えた時の警告文付きの通知、平均温湿度の通知です。
振り返り
当初考えていたやりたいことはなんとか実現することができました。
このシステムを実現するのはとても大変で先輩方や周りの方々にたくさん助けていただきました。その甲斐あって、自分で作成したシステムが動いているのを見たときは嬉しさと共に感動しました。
しかし、自分で気づいている改善点はたくさんあり、それらの改修を研修期間内にできなかったのは悔しかったです。
今回の社内研修ではプログラムの技術以外でもたくさんのことを学ぶことができたと感じています。
今回の開発を通して学んだことを忘れずに、これからの業務も励んでいきたいと思います。