2021年度の名古屋配属の2名の新入社員たちに社内研修について振り返ってもらいました。作り上げたものは、三者三様ですので是非ご覧ください。
研修内容
研修担当からのコラムで紹介されていたように、本年度の研修課題も、Raspberry PiとNode-REDを使った「身近で使えるIoTシステムの開発」です。
猫の観察ツール ~ S.Y ~
こんにちは、S.Yです。
今回の研修ではカメラを用いた猫の観察ツールを作成しました。
提案・開発内容紹介
コンセプト:内と外をつなごう
私は以下の3つの課題を考えました。
- 私は実家で猫を飼っていて、小さい子供ような猫を家に一人で留守番させておくのは心配だ
- 万が一カギをかけ忘れたときに無防備になってしまう
- 外部から猫とコミュニケーションを取りたい
課題を踏まえ、次のような機能を提案を考えました。
- 一定間隔で撮影した写真をSlackにアップロードする機能
- Slack上で特定の文字列を入力することにより、好きなタイミングで撮影できる機能
- 赤外線センサーによりカメラを起動、撮影し写真と警告文をSlackにアップロードする機能
- Slackの特定のチャンネルで入力したテキストをラズパイのスピーカーから出力する機能
振り返って
本研修を終えて、私は困難にぶつかったときそれを乗り越えていく力を身に着けることができたと考えています。
基本的な写真を撮影しSlackにアップロードする機能でさえ、最初は思ったように実装できませんでした。
なぜ思うような結果が得られないのか調べ、論理的に考えることで各々の困難を解決することができ、最終的には提案した内容をすべて実現することができました。
また、周りの方たちの助けも今回の課題が実現できた要因の一つだと思っています。
最終発表では本社での発表ということで、慣れない環境もあり思ったように課題発表することができず、不完全燃焼感がありました。
今回の研修では最後の最後にトラブルもありましたが、プログラミングについての知識をある程度伸ばすことと課題解決力を身に着けることができたので得たものは多かったです。
明日から始まる仕事ではより多くの困難にぶつかるかと思いますが、今回の研修で身に着けた課題解決力を生かしチームとして仕事をしていきたいです。
コロナなんかに負けないぞ! ~ 山本 ~
こんにちは、山本です。
最近、コロナウイルス対策のため密接、密集、密閉を防ぐことが必要とされています。
そこで、3密の1つである密閉を防ぐコロナ対策装置を作成しました。
提案・開発内容紹介
コンセプト:センサーでコロナ対策
現在、密閉を防ぐため、職場では1時間に1回の換気を行っております。
換気についての課題を考えたところ、下記の3つの課題が出てきました
- 換気を忘れる可能性がある(仕事に集中してるなどの理由から)
- 換気の頻度は1時間に1回の頻度で大丈夫なのか(オフィスにいる人の人数で変えていく必要があるかも)
- 今の換気時間でしっかりと換気ができているのか
この課題に加えて、普段そこまで気にしない湿度についても注目してみました。
湿度が低いことで生じるデメリットはウイルスが遠くに飛んだり、喉が乾燥し免疫低下につながる可能性があります。
上記のことから、換気のタイミングと湿度が低くなった時、また室内環境が整った時に通知をするコロナ対策装置を作ろうと考えました。
換気のタイミングの指標については、厚生労働省の推奨する換気の目安に
記載されていた指標の一つである二酸化炭素と湿度を採用しました。
二酸化炭素について
- 二酸化炭素濃度が1000ppm以上になるとブザーがなり、赤色のLEDが点灯
- 5分後にも改善しない場合(1000ppm以上の場合)はSlackに通知
- 二酸化炭素濃度が改善すると赤色のLEDは消灯
湿度について
- 湿度が40%未満になるとブザーがなり、青色のLEDが点灯
- 湿度が40%以上になると、青色のLEDが消灯
また、Node-REDのダッシュボードにて現在の湿度、二酸化炭素濃度を見ることができます。
振り返ってみて
新しく学ぶことが多く、躓いたりもしました。自分で調べたり、先輩方に相談したりすることで期限内に完成することができました。
これからも、躓くことがあると思いますが、納期などを考えて仕事をしていきたいです。