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Raspberry PiとNode-REDで社内研修@2025-オフックリンと環境管理・確認
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Raspberry PiとNode-REDで社内研修@2025-オフックリンと環境管理・確認

2025.07.31

2025年度の新入社員たちに社内研修について振り返ってもらいました。
本年度も研修課題としてRaspberry PiとNode-REDを使ったシステムの作成に取り組んでもらいました。さらに、今回はSDGsと関りを持たせたテーマを各自で考えた上で研修に取り組んでいます。
新入社員4人の研修内容を2組に分けて紹介します。他の2人の研修内容はこちら

ライト・エアコン消し忘れ通知およびお掃除促し機能「オフックリン」 ~R.K~

こんにちは。R.Kです。
皆さん、ライトやエアコンの消し忘れで怒られたことが一回はありますよね?
また、エアコンのフィルターや部屋の掃除って面倒くさくて、自分きっかけで掃除するのは大変ですよね?
以上のことに対して、少しでも早く気づきやきっかけを与える「オフックリン」を作成しました。

開発内容紹介

ライト・エアコン消し忘れ通知機能

この機能は人が部屋にいないときにライトとエアコンの消し忘れを教えてくれるものです。
具体的な処理の流れは以下の通りです。

  1. 人感センサーで人を検知
  2. 人がいない
  3. 光・温湿度センサーに変化がない
  4. ライト・エアコンを消すようSlackで通知

お掃除促し機能

この機能はダストセンサーを使って空気中のゴミを検出し、掃除を促します。
処理の流れは以下の通りです。

  1. ダストセンサーで埃やゴミを検知
  2. 基準値以上の値
  3. 掃除を促すメッセージをSlackに通知

快適度と換気の促し機能

この機能は人が部屋にいるときに快適度(不快指数)と換気の必要の有無を教えてくれる機能となっています。
処理の流れは以下の通りです。

  1. 人感センサーで人を検知
  2. 人がいる
  3. 現在の快適度(不快指数)と換気の必要の有無をSlackに送信

現在の温湿度と天気を教えてくれる機能

この機能はSlackでメンションしてメッセージを送ることによって、それに応じた現在の温湿度か天気を教えてくれるというものになります。
処理の流れは以下の通りです。

  1. Slackでメッセージアプリをメンションして「部屋の温度教えて」などメッセージを送信
  2. メッセージに含まれる単語を判別
  3. 該当するデータをSlackに送信

振り返り

今回の開発ではセンサーの値を取得するのにかなり苦労しました。
同期や先輩方のサポートが無ければ、すべての機能を実装することはできなかったと思います。外部研修を経て社内研修を行ってきて、個人でできることというのは限られていてチームワークが重要ということを身に染みて感じました。
これからも研修期間に学んだことを忘れず、業務に邁進していきたいと思います。

環境管理・確認システム ~K.S~

こんにちは。K.Sです。
皆さんは理由は分からないけどしんどいなって時ありませんか?
それは周りの環境によって引き起こされているかもしれません。
そこで、少しでも原因がわかるよう環境の様子がまとめて分かり、活動しやすい環境を作ることのできるシステムを作成しました。

開発内容紹介

今回、私は以下の値を測定し、それをグラフ化・Slackへの通知・音声での通知(一部)をすることで環境管理と確認ができるようにしました。
・温湿度
・二酸化炭素濃度
・ダスト濃度
・気圧
・デシベル値

具体的な流れは下記のとおりです。

  1. 各種センサーを用いて値を取得
  2. 取得した値を随時グラフ表示
  3. 1時間ごとに【取得値をもとに出力された情報文】と【注意文*】 をSlackへ出力
  4. 3.の判定に連続で注意文が出力されたとき、音声で改善するよう求める

*出力タイミングで各要素で設定した値を超えていないか判定し、超えていれば出力される

(一部のみ)

グラフ出力例

Slackメッセージ
注意文なし

注意文あり

振り返り

上手くいかないことが多く焦ったりこのまま完成できるのか不安になったりもしましたが、概ねイメージしていたものが作れました。
データを取得できないなどたくさん困ったことは起きましたが、色々な角度から調べて何度も先輩方に聞いて諦めずに取り組み続けたからここまでやりきれたと思います。
今回の研修を通して周りの人に助けを求めるときの聞き方や焦った時の考え方、先を見て行動することの大切さなど、多くのことを学ぶことができました。
これから業務に関わっていく中で、乗り越えないといけない壁や慣れていくべきことも沢山ありますが、研修での学びを忘れずに一歩ずつ進んでいこうと思います。

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