こんにちは、開発1部の栗原です。
6/12にIVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)の10周年記念イベントが開催されました。
その中で、IVIの取り組みの一つである業務シナリオWGを表彰する「IVIつながるものづくりアワード」の結果が発表されました。
弊社は2024年度も「カーボントレーサビリティ実現と新価値創出」というワーキンググループ(WG)に参画しました。
このWGは2021年度からスタートし、中小企業でもCO2排出量削減の取り組みを価値に変えられる仕組みづくりに取り組んできました。
本WGは様々な取り組みが評価されており、過去には最優秀賞も頂きました。
今回も高い評価を受けて特別賞を受賞し、さらに殿堂入りという栄誉を受けました。
(いただいた表彰状はこちらからご確認いただけます。)
その一員として参加できたことを非常にうれしく思います。
業務シナリオWG(ワーキンググループ)
業務シナリオWGとは、各企業に共通していると思われる現状や課題、解決手段、そして目指す姿について互いに議論を深め、解決に導くモデルを明らかにしていく活動です。
弊社はこれまでも様々なWGに参画してきました。
IVI公開シンポジウム2023-Spring- に登壇しました
IVIにて2年連続最優秀賞を受賞しました
カーボントレーサビリティ実現と新価値創出
このWGでは、製造業サプライチェーンにおけるカーボントレーサビリティ実現に向け、
完成品メーカと部品メーカが企業の垣根を越えて取り組んでいます。
弊社はソリューション企業として参加して、目的の実現に向けたソリューションの提案、実装に取り組みました。
今年度の取り組みでは、データ連携の標準モデルであるPSLXや、
カーボンニュートラル実現のために提案されているモデルであるCTNSを参考にしながら、
各企業が作っている製品や工程・設備の違いを超えて使える汎用的なシステムの作成を目指しました。
また、CO2排出量の算出システムの機能拡張にも取り組みました。
前年度までの取り組みでも1製品当たりのCO2排出量を算出できるシステムの作成に
取り組んできましたが、本年度は、CO2排出削減のための分析にも使えるように、
工場内の設備別CO2排出量も算出できるシステムを目指しました。
今回の経験・これからの展望
私はWG活動の途中からの参画ではあったのですが、メンバーの方々と「どうすれば目指すべき姿を実現できるか」の検討を続けながら半年間活動できたことは、非常に有意義な体験だったと実感しています。
今年度も本WGは継続して取り組みを行い、私も続けて参画することになりました。
さらに取り組みを深めて、ソリューションを実用レベルまで持っていくのが目標です。