2022年度の新入社員たち6人に社内研修について振り返ってもらいました。
本年度の研修課題も、Raspberry PiとNode-REDを使った「世の中に必要なもの」です。
研修テーマ
テーマは下記の3グループに分かれました。
本コラムでは、勤怠管理関連の課題解決をテーマにした、6人の内2名の研修内容を紹介します。
体温管理装置 ~H.K~
こんにちは!H.Kです。
体温の計測が習慣化されている現代において、もっと簡単に体温を管理・記録できないかと考え、体温管理装置を考案しました。
開発概要
RFIDセンサーを使用して、社員の名前をRFIDカードに登録します。
RFIDセンサーにRFIDカードをタッチすることで社員個人を認証することができます。
その状態で赤外線センサーを使用して体温を計測し、社員それぞれの体温データをCSVファイルとグラフにて管理・記録します。
実際のグラフのイメージはこちら
体温が37.5度以上の場合のみSlackに警告文が送信されるようになっています。
振り返ってみて
ひとりで一から開発を行うことは初めてでしたので、本当に完成できるのか不安な気持ちもありました。
ですが実装後、自身の作った装置が動いているのを見るととても嬉しく感じました。
今後もそんな気持ちを感じられるように精進して参りたいと思います。
指紋認証による出勤管理 ~A.S~
提案・開発内容紹介
社内の勤怠管理を数週間使用する中で、次に挙げる2つの課題を発見しました。
- 他人の打刻修正が可能である
- 誤ったグループを選択すると、正常に記録されない
そこで、指紋センサで個人を識別し、照合が行われた時刻・氏名・ステータス確認が記録されるシステムを提案しました。
実現した機能は次の2つです。
- 指紋センサで登録されたユーザか否かを照合
- 照合が行われた時刻・ユーザ名・ステータスをGoogle Spreadsheetに記録
振り返ってみて
苦難の連続でしたが、先輩方のお力添えいただいたおかげもあり無事作業完了させることができ、嬉しく思います。
私は自由課題を通じて、備えの大切さを学びました。
センサの配線方式、Raspberry Piのメモリ不足等想定外の事象が起こり、
その都度解決策を見出すまでに時間を要しました。
回り道をする中で、新しい知識を身につけられたことは良かったですが、
最短距離での作業完了に越したことはないと考えます。
今後は、可能な限りの備えを怠らないことを心掛けていきたいと思います。